恋っちゅうのはホントに、
なんでこんなに素敵なものなんだろう。
男の子と女の子は恋に対する考え方は同じなのかしら。
女の子の恋話って
「彼って私に気があるのかしら。ねーえ、だって彼ったらこういう事言ってくるのよ?どう思う?えーそうかしら、彼元々こういう性格なのよ。そういうところも好きなんだけどね。」
恋は盲目である。
彼の一言一言が彼女たちの胸に刻まれて、深読みして先走る。
聞いている方は「彼は彼女に気がないんだな」なんて思っていたりするけれど
渦中の彼女は気づかない。
いや、多分気づいているけど恋に溺れていたいのね。
だってね、恋をすると魔法がかかるのよ。
彼のために可愛くなろうっていう乙女の力は侮れない。
「彼は何色のリップが好きなんだろう」ってメイク売り場で選んでいる時間が楽しいのよ。
それに気づいてくれないのが男の子なんだけど。
男の子の恋話ってどんなのかしら。
よく考えてみれば、私は男の子からも恋話されるたちである。
「あの子、僕にこんなこと言ってきたんだけど、女の子的にはどんな意味?」
嬉しいのか悲しいのか彼らにとって私は気軽に話せる友人であり、女の子代表である。
「ん~~私はあの子じゃないからよくわかんないけど、女の子がそんなこと言うときは脈ありなんじゃない?」
女の子目線で勝手にアドバイスをするのが私の務め。
男の子は男の子にどんな恋話をするのだろうか。
男の子が恋に落ちて魔法にかかるケースは、ほとんど見たことがない。
「彼、あの子に恋して垢抜けたわね。性格も男らしくなって。」というのはほぼない。
彼らは自然体のままで、どうやって落とすか戦略を立てているのだ。
私は悲しいことに、いつもハンティング側だ。
ハントされる側の気持ちがわからない。
ハントされたい欲だけが年々積もって、崩れ落ちそうだ。
男の子に想ってもらいたいわね。
「あの子、今日僕にこんなこと言っていたけれど、それはどういう意味なんだろうか。」
私のことだけ考えて過ぎる1日を過ごしてほしい。
女の子はだいたいこんな感じよ。
「彼と付き合ったらどんな感じかしら?デートには何着ていこう。
待ち合わせは駅の改札で、彼が走ってくるの。
『お待たせ、待った?』って手を出して、私は『もう!遅刻するならラインぐらいしてよね!』なんて言いながら差し伸べられた手を握るの。フフッ
体の相性は?
彼は優しいタイプ?それとも激しいタイプ?ん~~~~!!
いやね、私ったらこんなことまで想像して…。
でも待って、一番大事なのは告白よね。
やっぱ帰り際に言われたい「好きです、付き合ってくれますか?」って。
それだけでいい。
それだけで充分、カッコつけなくていいから好きって言ってほしいな。
なんて、こんなこと考えてたらねれなくなっちゃった。
明日も早いのに、もう!」