お金がない
これは行きたくない飲みの誘いの断り文句ではなく、現実である
実際この断り文句はかなり使ったし使われた
要は「あんたにかける金はねぇよ」ということなのかもしれない
しかし、今の私は事実としてお金がない状況に陥っている
お金がないといっても、「まあ1万くらいはまだ残っているけれどそろそろセーブしないとやばいな」という状況でもない
今の私は1万円あれば、豪遊できる
来月の給料日までに自由に使えるお金、つまりこれが生活を豊かにし心を満たす源である
それが今の私はマイナス三千円なのだ
もうすでにマイナスから始まっているのがなんとも現実味のある憂いを帯びている
お金の話はあまりするなと厳しく育てられてきたが、お金があれば狙われたり妬まれたりするのでしないほうがよろしいかと思われるが、ない場合はもう失うものもないのでしてしまおうということになった
多くの成功者が「昔はお金がなくてね、へへへ」と笑い話にしているのを、私は現在進行形で笑い話にしてやろうという意気込みである
さて、マイナス三千円からのスタートに疑問を抱く
私の予想では1万円くらいは自由に使えるお金があったはずである
それが10月のクレジット決済にやられてしまった
くそっ
10月の初めに久しぶりに飲み会を行なった
その時に皆の分をまとめてクレジット決済したのを忘れていたのだ
皆からはもちろんお金を回収したがその金などとっくのとうに使っている
その後に九千円の加湿器を買ってしまったので、クレジット決済が3万円弱になっていた
これを私は三千円くらいだろうと見積もっていたため、ゼロが一つ増えて目ん玉が飛び出るほど驚き狂うた
飲み会というのは思ったよりも出費する
今年はコロナの関係で、飲み会に行く回数がぐんと減った
去年の10分の1くらいである
というか、その10月の一回と1月に同じメンバーで控えている飲み会があるのみだ
コロナになってからは2度しか友人たちと顔を合わせて飲んでいない
なので今年はある意味ラッキーであった
飲み会が少ない分出費もない
のに金がない
いやはやもはや、どうなっているのかもわからない
バイト代月に入ってくるのは10万円
まずそこが少ない、けどしょうがない、私はドリーマーだから金がないのが取り柄だ
そこから2万5千円が母の元へゆく
これは社会人になった義務である
むしろ2万5千円で、路頭に迷わず食うものに困らないのはとてもありがたい
残りは7万5千円
しかし、7万円は貯金に回る
夢への投資だ(とかかっこいいことを言っているが、計画性がないのでこんな無茶な貯金をしている)
残りは5千円である、これが来月の給料日までに自由に使えるお金、つまりこれが生活を豊かにし心を満たす源である
こういう時に節約術というのは生み出される
とにかく金をかけない、洋服を買わない、図書館で本を借りる、自転車を乗り回す、無駄な移動はしない…etc
お金はないが、かといって不幸なわけではない
ということはつまり、私の場合はお金の量がイコール幸せな訳ではないということだ
このことがわかっただけでも十分である
(ないよりあった方がいいが、あるからといって幸せになれるわけではないということである。宗教の勧誘が来ないようにこうして予防線を張っていないと、誰がいつどこで何を言い出すか油断ならない。)
2月20日の給料日までこれが続く
その頃にはコロナも落ち着いていてほしい
そしたら友人をたくさん誘って夜明けまで飲み明かそう