朝帰り

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この風の香りを嗅いだのは

今朝だったか

それとも遠い昔に忘れた春の日か

 

雨に濡れた葉と土の香り

春の兆しに輝いて

 

どこからか漂う花の香

知っているようで知らないその香り

大きく吸い込んで消えた

 

いつかまた嗅ぐだろうか

その時は今日のことを思い出す

 

最後の朝帰り

銀杏並木に誘われて

澄んだ青い空に別れを告げた

この春の日を

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