画面越しにさようなら

はらはら舞う雪を
ただ眺めていた朝に
遠い記憶は蘇り
そして消えていく

今日の喜びを
忘れないようにと書いた
日記は埃を被り

今日の切なさに
思いを馳せるために撮った
写真は引き出しの奥

3月の風は
まだ冷たくて
春の訪れに気づかないフリ

人を愛しすぎるから
別れの季節は好きではなく

言葉にならない想いに
ただ涙が頬を伝うだけ

振り返れば
いつもそうだったと
風が囁く

空を見上げれば
満天の星
いつの事か思い出せない
けれど確かに
あなたはそこにいて
そして私も

耳に流れるジャズナンバーは
仲間と過ごしたあの日々を
鮮明に思い出させてくれるので

孤独に震える夜には
思い出のリズムに揺れながら
隣にいたあなたを想っています


2年前に書いた詩が再び心に蘇ってきたのは、画面越しにでもあなたに会えたからでした。

この2年、空白の時間が多すぎて、私だけポツンと置いてかれたような気がいたします。

顔を見ればすぐに、学生時代に戻れるのに
それは逆に、あの頃には2度とは戻れないという現実を突きつけられる瞬間でもあるようです。

思い出を語るほどに、それは深まってゆくばかりで、それはそれで良いとしたこの2年間の努力も、その時ばかりは無効になってしまうのですね。

今でも、真っ白な結晶がゆらりゆらりと降りてくるのを
こんなにも鮮明に思い出せるのに。

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