書きごと

「書く」ことは生きること そんな真面目くさって言わなくってもいいじゃない 本の中で書かれていてもピンとこない 「書く」ことは生きていた証   物置から出てきたのは、黄色いショパンの楽譜 手に触れた感触、ページを…

手を伸ばしても

思い出がくっきりと残っている間は、私はいつまでもそこで生きていると信じていた。 そうやって何年も乾いた時を過ごして、気がつけばずうっと遠くまで歩いてきたらしい。 いつだって指先からすり抜けていく想いを、時間を、あんなに大…

卒業ソングに乗せて

卒業の季節になったら、やはり卒業ソングを聴きたくなる。 1年前に大学を卒業した私は、もう当事者になることはないけれど、3月のこの切ない気分だけは忘れられない。   高校を卒業する時には、『3月9日』が私の中に広…

蝋梅

蝋梅が咲いたのを見た 春がもう、すぐそこまで来ている   今年はこんな世の中だから、季節も気を利かせて春を早めに持ってきてくれたらしい 冬が短くて、だけど不安が黒く立ち込めて分厚い雲が出来上がっていた 取り払う…

母校の制服

駅で母校の制服を着た女子高生が前を歩いていた。 もう、何年も前のこと。 私も彼女たちのようにクシャクシャのスカートに髪の毛だけはクルクルばっちり決めて、毎日生きていた。   あの頃の方が悩みは多かったかも知れな…

わたしの中のナオミ

バイトから帰ってきた途端に、どっと疲れてベッドに倒れ込む。 はぁこうゆーときは好きな歌を聴くのが1番だよね~、とApple Musicを探してもあれもこれも聞き飽きた曲ばかり。 ついでだから聴いたことないアルバムでも聴く…

小春日和

桜の花が間違って咲いてしまうほど、春らしい日々が続きます。   私が桜の花なら春だと思って咲いてしまうかしら、いやいや周りの様子を確かめてから行動するタイプだから皆と同じに咲くかしら、いやいやタイミングを見失っ…

葛飾ラプソディー

家族でハマっていたのが『こち亀』でした。 なので小学6年生で行った葛飾・柴又への日帰り旅行は今でも鮮明に覚えています。   その頃、『こち亀』のドラマがやっていて夢中で見ていました。 主題歌の『葛飾ラプソディー…

生きづらさって

図書館である本を手に取った 内容が今の私にぴったりだったから、中高生向けだけど借りちゃった   その本によると”フリーター”の私は”生きづらい”らしい   そこだけがツンと酸っぱくて、苦虫を噛み潰した…

星に願いを

人は 誰もひとり 哀しい夜を 過ごしてる   「星に願いを」を聴いて孤独が増したという人と話して 私たちは深い部分で繋がった   孤独な夜に流れる涙は、重たい 泣きじゃくりたいバスルームで 目を閉じて…