打ち明けなかった恋心

久しぶりに再開したのは夢の中だった。

ずっと昔、私は彼のことが好きだった。

 

渡り廊下ですれ違い、ふと後を振り向いた時彼と目が合った。

あの時私は両想いを確信したのだけれど、いつも恋愛に対して猪突猛進な私はその時だけは、多くの恋する乙女がそうするように木の影から彼の姿を見ることしかできなかったのである。

 

久しぶりに夢で再開した彼は6年前と何も変わっていなかった。

私が毎日夢見たように、彼は私の手を取って、そして夢から覚めてしまった。

ドキドキだけが胸に残って、私はこの世界に戻ってきたらしい。

 

今もし彼に偶然会えたなら、私はあの頃の胸の内を彼に話すだろうか。

電車に乗ってたら、彼が乗ってきて(彼の最寄り駅は三つ都会側)「あれ、さくちゃん?久しぶりじゃん!」と言い、私はイヤホンを外して「えー!ちょー偶然!まじお久だねっ」と頭ではわかっているのだけれどお淑やかとは反対に照れ隠しに大袈裟に驚いてみせて、他愛のない会話を開始するのだ。

 

そして高校時代の思い出に盛り上がり、お互いに流れた月日を肌に感じた頃に

「実はね、私あなたのこと好きだったのよ。高校生の時」と打ち明ける。

「俺も好きだった」と言われれば嬉しいし、「えー!そうだったのっ全く気がつかなかったよ」と言われればやっぱり少し悲しい。

私の予想では後者を言いそうだ。いかにもいいそうな顔をしているのだ彼は。そうしたら、高校時代の私に向かって「とほほ」と困り笑いを向けるしかない。

 

まあしかしよく考えてみれば、それをしたところで何も変わらないのだ。ただ私がずっと秘密にしていた胸の内を伝えられるだけで、現実が何か変わるわけでもないし、その後一生会わないことを知っている私たちは残された時間をその電車の刻む音で感じるだけである。

 

モテない私はその時間の許す限り、私がいかにあなたのことを好きだったかを冗談交えて軽快に語るのだろう。

 

彼は朝学校に来ると、なぜか校舎の中庭のベンチで本を読んでいた。

何を考えてそんなベタな青春漫画のワンシーンみたいなことをしているのか知らなかったが、一早くそれを見つけた私は、本を読んでいる彼を二階の渡り廊下から見ていた。

担任の先生が偶然通りかかって「何をやってるんだ」と聞いてきたので「好きな人を見ています」と答えた。

クラスの皆も私が彼を見に行っていることを知って度々一緒に見にきていた。

先生や友達には言えるのに、彼には言えなかった。

模試の帰りに、偶然(を装って)彼と帰ることになったが、運良く雨が降ってきて、運良く彼が傘を持っていなくて、運良く彼の友達が空気の読める人だったので、運良く私たちは相合い傘をした。

私の胸は張り裂けそうで、今にも吐きそうで、この時間が早く終われとも永遠に続けとも思った。

 

彼の笑い声が廊下に響けば、次の瞬間、私は席にはいなかった。

彼の眼差しが私に向けられれば、私は俯いてろくに話もできなかった。

つり革にぶら下がる彼の手がこの世で一番綺麗だと思っていた。

 

というようなことをペラペラと話し「あ、私この駅で降りるわ。え?うん、池袋まで行くんだけど。パニックだから急行乗れないのよ。そう、だから乗り換えんの。あ、じゃあ、ごめんね私ばっかり喋っちゃって。うん、またね!バイバイ」と電車を降りる。

 

でも私は、モテる女はそういうことをしないと知ったので、全て打ち明けないかもしれない。

他愛のない世間話に花を咲かせて、「あ、私この駅で降りるの。うん、じゃあまたどこかで。」とちょまちょまあるいて駅のホームに降りて振り向く。そして笑顔で手を振ると、彼を乗せた電車はスピードを上げて行ってしまうのだ。

 

打ち明けない恋愛の方が、いい思い出だ。

打ち明けてしまった恋愛は、申し訳ないほどに相手の顔さえ思い出せない。

だから唯一打ち明けられなかった彼には、このまま一生打ち明けないままでいようかしらん。

 

一生会わないかもしれないけど。

女の勘

女の勘は鋭い

世の中のオノコたちよ、なめてかかるなこの威力

女はいつでも目を光らせ、五感を研ぎ澄まし

いつ来るかもわからぬそれに備えているのである

 

私も例に漏れず、勘の鋭い女だと思っていた

しかし、カラカラ空回りする私の恋路はいつも違う方向に目を光らせていた

「きっとあの子、彼に興味があるのよ。見張ってなくっちゃ」

「彼ったらいつもあの子のこと見ているような気がするわ、あの子のこと好きなのかしら」

 

恋する私はいつだって、女にも相手のオノコにも目を光らせ

双方にあらぬ疑いをかけては、一人想像する夜を過ごしていた

 

しかし、だいたい私の勘は外れる

彼に興味があると思っていた女の子は全く別の人と付き合うし

あの子のことが好きだと思っていた彼は全く別の人が好きだという

 

そしてだいたい、想像もしていなかった人が恋仇だったという展開になる

 

私は好きになるとすぐに公表したがるタイプである

「私は彼のことが好きなんですっ」と大声で宣伝して歩くのである

そういう女は、私以外にあったことがないのであまりいないのであろう

皆、奥ゆかしき女性なので好きになっても、そう簡単に秘密を暴かないのである

 

しかしこれは大変に損な性質である

「あぁ、彼をどうやってご飯に誘おうかしら。ちょっと駆け引きしてみよう」なんて考えているうちに私みたいなのが彗星の如く現れ、その彼をかっさらっていくのだ

そうして涙を流した女性を何人か知っている

大体において、いつも後から知るので全く悪気はないのだけれど、相手の女性からしたら私は憎ったらしくてしょうがない女であろう

 

中学生2年の時、憧れの先輩と付き合った私の元にある女の先輩がやってきた

その女の先輩は、可愛くて優しくて大好きな先輩だった

その先輩が教室に現れて私を呼ぶ

「さくらちゃんって、彼と付き合ってるの?」

何も知らない私は「そうなんです、告白したらなんとOKだったんですっ!!」と答える

そして数日後に彼から「実はあの子から告白された」と聞かされ青ざめる

知らなかった。だってその先輩、生徒会長が好きだって言ってたじゃんかっ

彼ももっと早く言ってくれればいいのに、全くもったいぶって

 

高校2年生の時、別のクラスの男の子を好きになった

運よく、友人がその男の子と友達だったために色々と情報を聞き出すことに成功した

そして私の誕生日に彼に「誕生日プレゼントとしてあなたのラインを頂戴っ」とお願いしたら、彼は「じゃあ、彼女に聞いといて」とその友人の名を言う

従順な私はすぐに彼女に「彼のライン頂戴っ」とせがみ、やっとの事でゲットしたそのライン

数ヶ月後私は彼に振られるわけだが、彼はその時「実はあの子からも告白されて、君の誕生日の日に。断ったけど」とのたまう

はぁ、私の誕生日の日、彼女は笑顔で私に彼のラインを教えてくれたのだ

なのに裏では彼に告白し、自分のものにしようとしてたのか

女というものを信用できない

そしてそれに全く気付かずにその友人を付け回していた私も無神経極まりない

そしてあのオトコ、振った女からラインをもらえなどとよく言えたもんだホント

友達だって言ってたじゃん、もうこれだからオトコとオンナは

彼ももっと早く言ってくれればいいのに、全くもったいぶって

 

大学2年生の時、サークルの先輩を好きになった

例に漏れず、彼への好意を大きく宣伝して回った

その裏では目を光らせ、彼に近づくオンナを監視していた

のちにこれは全て私の妄想だと判明し、恋する私の迷惑を被った友人たちには頭が上がらない

それでもやはり彼とめでたく付き合ってすぐ、ある人が「さくらって、彼と付き合ってるの?」と聞いてきた

何も知らない私は「そうなんですっ、もう嬉しくって」と答える

そして数日後に彼から「実はあの子から……」

 

ああああ、もうミナマデイウナ

いつもこうなんだからっ

彼ももっと早く言ってくれればいいのに、全くもったいぶって

 

いつだって、全く予想してなかったところに恋仇がいるのだ

彼女たちは奥ゆかしく、誰にも恋心を秘密にして、彼を狙っていたのだ

何も知らない私は、全く見当違いなところに目を光らせて鋭く追及して、アホみたいじゃないか

大体オノコたちも、もっと早く言ってくれれば私だってちょっとの遠慮とか配慮とかできたのに

いつだって言うのが遅いから、知らず知らずのうちに憎まれることになっていた

 

しかし面白いことに、私が女から恋仇に思われることはない

「あの女は、まぁ、ないだろう」となるのか

不名誉だが、変な誤解をされるよりマシである

 

女の勘は鋭い

私が思っている以上に、世のオノコが思っている以上に

恨まれぬように、憎まれぬように渡っていかなければ女社会では生きていけない

いつか私にも人並みの勘がつきますように

ある友人に向けて 愛を込めて

大好きな友人たちから誕生日のお祝いのメッセージが届いたっ!

改めて皆の誕生日にもメッセージを送らねばと、自分の怠けを省みつつ、やはりお祝いのメッセージにはニヤケが止まらない。

 

その中に、「毎日お昼休みにエッセイが更新されていないか、確認してるよ」というなんとも嬉しい言葉をくれる友達がいた。

彼女は、高校時代いつも二人で一つ、ずっと一緒にいた私にしては数少ない心許せる友人の一人である。

 

身長も同じくらいだったし、名前の順も前後だったし、ピアノ科副科声楽、同じ合唱部の同じアルトパートで歌っていた。

だからいつも一緒だった。

 

と言っても、高校のクラスにはグループというものがなかったため、一人の寂しさに怯えて一緒にいたわけでもないし、たまにはきっと気づかないうちに別々に行動していたはずである。

 

でもやっぱり、私の高校生活といったら彼女無しでは語れないのだ。

 

私は小学校一年生からピアノを習っていたが、その先生があまりにも優しくて素敵で、将来はその先生みたいになろうと思っていた。

小学校の文集にも書いたほどに、尊敬していた。

 

まず、その先生は綺麗だった。

練習してなくて、さすがに怒られるだろうと思ってレッスンに行っても怒らずにまた最初から優しく教えてくれた。

ちゃんと私に向き合って、曲選びや練習に付き合ってくれた。

30分のレッスンで、15分以上話しても全部「うん、うん」って聞いてくれた。

そんな先生が大好きで、ピアノを続けて音高に入ったわけである。

 

彼女はその先生に似ていた。

美人で優しくて素直で魅力的なところ、全て。

どんなつまらない話でも、彼女が笑ってくれればそれでよかった。

 

高二の誕生日にはサプライズで、皆からメッセージを集めて一つの単語帳にまとめて渡してくれた。(当時私が恋してた2組の男の子の分まで!)

間違いなく、今までの誕生日で一番である。順位はつけないがダントツで一番!

 

読書が好きで、本を読んでいるときは集中しすぎて話しかけても振り向いてくれなかったが、それも皆彼女のことが大好きで、とにかく、音楽科という神経を尖らせたこの世界にこんなに天使みたいな子がいるのかと思うほどだった。

実際に彼女は天使だと言われていた。

 

そんな彼女と3年間一緒にいたのに、私は天使になれなかった。

おかしい

 

大学に入ったら、やはり会う機会が減っていった。

彼女だけではなく、多くの友人とも年に一回か数年に一回だけである。

 

先日、彼女に2年ぶりに会った。

その日に限って私は二日酔いだったが、相変わらず彼女の笑顔に癒された。

毎日この笑顔を見ていたなんて、高校生の私が羨ましい。

 

彼女も私も、数年分大人になった。

束の間の数時間、もう高校生に戻れないことは充分にわかった。

 

それでも、大人になった私たちも素敵じゃないかと思う。

青い時代に出会って、苦い思いを共有して、知らない間に大人になっても、ほんの数時間で分かり合える。

そんな友人がいるだけで幸せだし、私にとって彼女がその友人の一人になってくれたことがとても嬉しい。

 

ただ名前の順が前後だっただけ、ただ席順が前後だっただけ、ただ同じアルトパートに配属されただけ、ただなんとなく雰囲気が似ていただけ

それが運命にも思えるほどに、彼女の存在は今の私にとってもかけがえのないものなのだ。

 

いつまでも、友達でいてください

また会える日まで

愛を込めて

したたかに、そしてしなやかに

JK時代は恋愛をしてなんぼである。

JKになる前から、恋愛体質だった私はJKになってからはそれに拍車がかかり

盛りのついた猫のように、飢えた目で男子高校生を見つめていた。

 

飢えに飢えていたのは私だけでなく、周りの友人も大概そうであり

37人中34人が女子という私のクラスには、いつもワイ談が飛び交っていた。

体育着が散乱し、ロッカーの上には教科書が積まれ、誰のかわからぬ靴下が転がっていた。

 

男子の目などは皆無であったために、私たちはどんどん野生化していった。

それでもクラス目標は”おしとやかに美しく”だったため、廊下を出ればしゃんと胸を張り、スカートをひらひらさせていた。

うわべしか知らない他のクラスの男子生徒は「やっぱり音楽科は違うなあ、気品があるなあ」と思っていたに違いない。

 

ほとんど男子と接点のない高校生活だったため、私はちょっとでも仲良くなるとすぐ好きになってしまうという体質になった。

仲良くなるどころか、目が合えば好きになった。

声を聞けば好きになった。

男性というものを見るだけで心が踊りまくった。

あの時が乙女のピークであった。

 

早起きが嫌いな私が、あの3年間だけは早く起き髪を巻くのに10分もかけていた。

くるくるのロングヘアーをなびかせて登校していたが、犬さえも振り向かなかった。

そんなことはどうでもよい。彼が振り向いてくれさえすれば。

 

私は計算高い女であるために、彼の登校時間を調べあげ毎朝トイレで待ち構えていた。

そして鏡ごしに彼が来るのを確認すると、あら偶然っという面持ちで右手を上げ挨拶を交わしていた。

毎朝トイレから出てくる女は、彼のクラスの時間割も知っていたため、体育の前の休み時間にはさりげなく教室の前を通り過ぎ着替えを覗いていたのだった。

 

そんな努力もむなしく、3年間私には彼氏ができなかった。

虚しい。悔しい。

やっぱり可愛いあの子がモテるのかっ!!

憤りが収まらぬ。

あいつは確かに表では無邪気に振舞っているが、腹の中では男を手玉に取りニヤニヤしているに違いないっ。

くそっ!可愛くなりたいっ!

私も男を手玉に取りたいっ!!

 

結局手玉になど取れず、いつも手の内で転がされる女である。

女子と男子の両方の人気を勝ち得るのは難しい。

女子に好かれようとすると、男子からは恋愛対象外にされてしまう。

かと言って男子に好かれようとすると、女子から冷たい目線を浴びる事になる。

つまりは、両モテは不可能なのだ。

 

「女子にも男子にも好かれるあの子の特徴5つ」などという記事を私は何百も読み漁ってきた。

もちろん「あの人を振り向かせる方法3つ」や「これが当てはまったら両思い」等々、毎日読んでいる。

役に立った試しは、ない。

 

結局、可愛い子がモテるのだ。

可愛いは正義なのだ。

 

化粧品を一年も買っていない私は、どうすればよいのか。

流行のリップは、今では時代遅れなのに全然減ってくれない。

モテる方法をググるより先に、可愛くなる努力をするべきである。

ジムに行って汗をながせ、半身浴で汗を流せ、デトックスデトックス。

 

それができないからこうやっていつまで経っても、あの頃の私のまま。

でも5年も経ったんだし目標くらいは変えようか。

「したたかに、そしてしなやかに」

 

スカートの裾が少し笑った。

正直な男と女

彼に抱きしめられると

ああここが私の居場所なんだと

その温もりに安堵する

 

夜目が覚めるたび

彼に抱きついてまた眠りにつく

 

そうして次の日の朝は時間など気にせずに

狭い部屋の中でグダグダと

午前中の至福のときを過ごす

 

吉元由美の『魂の音符』には私が恐れていること全てが描かれていた

昨日までの安息は、一つの過ちによって永遠に消え去ってしまう

 

嘘のつけない者同士

信頼の上で成り立っていたからこそ

愛し合っていた二人

 

いつまでも彼といるのだと

運命だとまでは言わないけれど

ほぼ確実に信じていた

 

一つの過ちが正直すぎる二人を別つまで

 

男が昔の女と寝た

そのことをアリサは“彼はそんなことするはずがない”と思っていたからこそ冗談半分で質問し

それによって知ることになる

男は嘘をつかず、聞かれた通り正直に答えた

アリサは「それならば嘘をついて欲しかった」と嘆く

男も嘘をつけなかったことを後悔する

何度謝ってもアリサの心は決まっていた

「愛しているからこそ、それを知ったからには一緒にいられない」

 

”だってこんなに好きなんだもの。彼を見ているだけでも、私の胸は張り裂けそうになる。だけど彼と一緒にいて安らげる気持ちと、どうしようもなく悲しくなる気持ちと、そのバランスが崩れてしまったのだ。だからもうふたりではいられないと思う。”(「魂の音符」吉元由美『嘘なら優しく』)

 

正直すぎる女と男は一つの過ちを受け入れられない

それはちょうど私たちも同じだと思った

 

私はもし彼ではない誰かと一晩を共にしたら

きっと嘘をつけずに正直に話すだろう

 

お酒が回って、一瞬目の前の男性に体を委ねそうになる

しかし自分が嘘をつけない性格だということを知っているから

この一線を越えたら彼とは終わるとはっきりわかる

そして一瞬でもその思考になったことを責め立てる

 

逆も然り

もし彼が他の女と寝、それを私が知ったのならば

私はアリサと同じように彼を愛しているからこそ

それを許せないだろう

 

正直すぎる男女は

過ちさえ犯さなければ

昨日までのように一緒に寝て映画を見て

午前中ののんびりした時間を

永遠に過ごすことができる

 

しかし一つの過ちで

何もかも崩れ去ってゆくのだ

 

本の中の悲しいほどに切ない

愛し合っている二人の別れが

私たちと重なる

 

そうならないためには

彼に甘えてはいけない

当たり前のことだけれど

愛する人を傷つけてはいけないのだ

 

私の周りには

平気で彼女を欺いている男が何人かいる

到底理解できないその思考に悩ませられながら

彼らから距離をとってゆく

彼女たちは知っているのかしら

 

自分には関係のないことだけれど

彼女の気持ちを考えたら

吐きたいほど苦しい

私には関係ないことだけれど

 

しかし自分が当事者になることだって大いにあり得るのだ

特に私のように恋多き女と自分の悪いところを自覚しているやつは

心に刻んでおかなければならない

 

何度その誘惑に耐えてきただろう

酒でかき回された頭でその誘惑に負けそうになりながら、一方とても冷たい目で眺めている私がいた

その度に「あんな男のために彼を失わなくてよかった」と

その冷たい自分に感謝する

 

彼はそんな私を信頼して愛してくれている

私も彼はそんなことをする人ではないと信頼して愛している

 

だからこの信頼が崩れ去った途端

アリス達のように一瞬にして

愛し合う二人は別れる運命になる

 

浮気を受け入れられないその気持ちも

彼女なら許してくれると甘えてしまったその気持ちも

どちらもよくわかる

 

付き合いが長くなれば長くなるほど

愛する人が当たり前の存在になってゆく

そんな時、私たちは別れる時のことなど考えない

 

「魂の音符」は私たちの別れを擬似体験させてくれた

あの切なさと途方も無い悲しみ

安定しているようで不安定なこの関係を

現実でそうなる前に知らせてくれたのだ

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とても際どいエッセイだなあ

こんなに正直に自分の気持ち書くと

引かれそうだ

それでもこんな先鋭なエッセイも

書いてみたくなる

夜が滲んで

本を閉じたその後に

ハタチの誕生日 甘い誘惑

ハタチの誕生日に彼が沖縄に連れて行ってくれた

 

付き合って半年頃だったと思うが、もう気の知れた仲になっており、都内で一泊して沖縄で二泊三日そして都内に帰ってきてもう一泊の四泊五日はそんなに苦ではなかったが、さすがに最後、都内に帰ってきた時には疲れがどっと出てちょっとばかり不機嫌になってしまっていた

 

まあ、そんなことはさておき私の彼はとても優しいので

旅先での車や宿の手配、二泊三日の旅行プランを念入りに調べ上げ、当日を迎えたわけであった

 

一方、(今でもそうだが)言われるがままで何も知らずについていくだけの私は、彼の運転を危ないなどと本気で怒ってみたり、トイレに行きたいのに渋滞にはまって「漏れてしまう」と焦らせてみたり、何もしないだけではなくいつも迷惑ばかりかけていた

 

そんな沖縄旅行だったが、私は高校時代に修学旅行で来たことがあったので懐古的な感情もあり、ひとつひとつの瞬間にときめいていた

修学旅行で来た時は、リゾート地というよりは戦争の悲惨さを知るといった意味の方が大きく感じ、私にとって少々辛い思い出もある旅行だった

それでも、友人と行った砂浜にもう一度彼と踏み入れた際には矢張り感激のため息ばかりが溢れた

 

残波のホテル前に広がるビーチについたのは、ちょうど陽の入る時刻で遠い水平線に沈む夕日をただただ彼と見ていたのだが、まだ乙女心のあった私は「あの夕日が沈む前に彼に好きだと言おう。そうじゃなければなんか別れてしまう気がする。絶対に言おう。言おう、言おう」と勝手に迷信めいたものを作り、いつも言っている2文字がなぜか今だけは恥ずかしくて言えないのを、彼の手を握ることでごまかしていたが、勝手に「好きと言わないと別れてしまうかも」と思い込んでいたために、本当に夕日がもう微かに海の上から見える時刻になった時に「好き」とつぶやいたのであった

思った通り、彼は少しはにかみ、私も恥ずかしく俯いてしばらくした後ホテルに戻ったのであった

 

そんな素敵な思い出を過ごした残波のビーチだったが、夜になると矢張り高校の時の戦争の説明が鮮明に浮かんで、この美しいビーチにも敵軍が攻め込んで来たのではないかなどと考え始めてしまい、終始震えて夜を過ごしたのだった

何事もなく朝を迎えて、カーテンを広げた時の海の雄大さは忘れられない

夕刻とはまた違った清々しい気分に、夜中の恐ろしい妄想など忘れていた

 

沖縄は車がないとどこにも行けない

彼の借りたレンタカーで様々な名所を巡っていたが、その時聴いていた音楽がビーチボーイズだった

 

本当はハワイやカリブ海で聴きたいが、沖縄だって立派な南国であるから音楽でも気分を上げようということでビーチボーイズの『カルフォルニアガールズ』『ココモ』などを聴きながら海岸沿いをドライブした

 

さて、ユーミンの曲に『甘い予感』というものがあるが、これを聴くとこの沖縄旅行を思い出さずにはいられない

[あなたの耳の向こう夕日が綺麗ね

息をかけたら消えそう

今から私たちのハートは滑り始めるの甘い世界へ

(中略)

ふとつけたカーラジオ

流れて来たのはビーチボーイズ

潮が引くように愛も消えるって

誰が最初言い出したの私信じない]

 

あれ、もしかして私たちの沖縄旅行を元に作ってるのかしら?なんてほどにぴったりなのだ

このビーチボーイズという固有名詞を入れたのは、ある意味挑戦だが私にとってはドンピシャに当てはまったので、入れてくれてありがとうという感じだ

しかも、付き合って半年という甘々な時期という部分も重なり、とにかくのこの歌は私のために作られたのだと信じている

 

あの沖縄の夕陽の中で告げた「好き」という言葉がずっと忘れられずに

ビーチボーイズとユーミンのおかげであの頃の若々しい、初々しい私に戻れるような気がする深夜一時であった

私の彼は世界一

私の彼は世界一である

というと自慢に聞こえるかもしれないが

不思議と自慢に思われたことがないのは

私の彼があまりにも普通の人であるからで

友人たちも彼の人となりを知っているために

私が彼の自慢をしても、あまり自慢めいて聞こえないのである

 

私はあまりにも普通の人である彼を好きになって

恋い焦がれて食事に誘い、あれから三年と少しの月日が流れても

普通の人である彼が大好きなのである

 

しかし、普通の人である私の彼は

私にとっては世界一の彼氏なのである

 

まず、自分のことを普通だということを自覚しているところが良い

いつでも等身大の自分を貫いていて芯がある

それに彼は思っているよりも向上心があり、並大抵の人ではない

努力は人一倍、それを決して他人には見せない、私にさえも

新卒で入った会社ではエース候補として注目されている

堅実で倹約家で、これ以上になく優しい

会社で問題が起きても何か嫌なことがあっても自分で処理ができる

だから感情的に接して来ることはなく、いつでも彼は彼である

 

恋人としても世界一である

食事に関してのこだわりは凄まじく、月に一度は美味しい焼肉屋さんに連れて行ってくれる

私のことをニコニコして見つめて、いつも「そんな君が好きだ」と言ってくれる

決断力はピカイチで、これと決めたらすぐ行動に移してくれる

入りづらい、少し高級な店にも彼は意を決して門をくぐる

性格がとても穏やかであるので喧嘩したことはほとんどない

私の愚痴にもちゃんと向き合って同調してくれる

クリスマスにはいつも横浜の名の知れたホテルに連れて行ってくれるし

私の誕生日も絶対に休みを取って、海の見える少し高級なホテルに連れて行ってくれる

 

一方、私は彼がそうなったのは私のおかげであると自負している

彼にしてみれば、自分が努力してきたものを勝手に自分の手柄にされて不愉快だろうが

彼のそういった素質を見出して、私が彼を世界一の彼氏に仕立て上げたのである

 

私は自分のことを普通だと思うのも、社会の歯車になるのも受け入れていない

いつも感情で動くために、気分の浮き沈みが激しい

一見穏やかそうで何も考えていないように見えるけれど、心の中では人を殺している

愚痴を吐けばいつまででも途切れない

衝動買いはしないが、お金の管理はずさんである

しかし、なぜか自信だけはあるのである日突然「私は就職せずに、自分の好きなことだけをして生きて行きます、どうぞヨロシク」と言い出す

他にお気に入りの男の子を見つけて仲良く遊んでいる

それを逐一彼に報告してキャッキャしている

 

考えれば考えるほど、こんな彼女は欲しくない

いつかは愛想を尽かされそうであるが、それも思わない

彼は不思議にもそれを全て受け入れてくれているのだ

「そのままでいい」と言ってくれる

私のどこに魅力を感じているのかわからないが

「自由なところが好きだ」と言って頭を撫でてくれる

 

ふうん、そうかそうか彼は私のことを愛している

というのがひしひしと伝わって来る

そして私も彼のことを愛していることに薄々気づいている

いや、愛しているのは間違いない

 

愛という言葉を簡単に口にするのはいささか軽率であるように感じる

初めて「愛している」と言った時の胸のざわめきは

「愛している」のタイミングを間違っていないかと

ヒヤヒヤしていたせいもあるのかも知れない

 

三年付き合っていても、「愛している」というのは毎度軽率に聞こえる

かと言って好きなだけではない、この感情をなんと表現すればいいのだろう

多分、私は愛というものの全部を知らない

家族から底知れない愛情を受けて育ってきても

愛というものが頭では整理できていない

心だけで考えれば、私は彼を愛しているのだけれど

これが一体全体「愛」という壮大な言葉に置き換えて表現していいのかはわからない

 

22の若者が愛について語るなどと言うのも生意気な気がしてならない

それも「愛してる」が恥ずかしい理由の一つだろう

 

それでも今のところ、「愛」という言葉以外にこの気持ちを表現できないので

とりあえず「愛している」と言ってみる

いつか「愛している」と言っても心がざわつかなくなる日が来るだろう

そうしたらきっともっと素直に「愛している」と毎日言おう

 

言葉の力は計り知れない

愛が当たり前になっても、「愛している」と言い続けよう

慣れてしまっても「愛している」と口に出そう

それが愛を育む一つの栄養剤になると信じている

青春を生きる全ての乙女たちへ

恋煩いは、もはや治療不可能な病である。

 

彼のことを考えると、ご飯も満足に喉を通らない。

急に”うっ!?”となる。

彼だけで満腹なのだ。

 

常にポケ~っとしており、気づいたら1日が過ぎている。

それでも夜も寝るまで彼のことを考えている。

そういう日に限って夢には出てきてくれない。

 

インスタグラムやツイッターの彼のアカウントを何度も見ている。

会っている時間よりも、会わない時間の方が好きが増殖していく。

写真や妄想で過ごしたのち、彼に実際に会って見ると

「あれ、こんな感じだったっけ?」なんて思うこともある。

妄想の彼に恋しちゃっているのである。

 

青春という名の電車をとうの昔に降りた私には、この恋煩いがとても苦痛になってきた。

とにかく疲れるのだ。

一日中妄想したり、彼のことを考えたり、頭が疲弊する。

 

だから恋煩いの薬が欲しい。

彼への思いが減るのならば、なんでも飲むだろう。

この切ない胸の痛みが減るならば、今すぐにでも処方箋をもらいにいくだろう。

病名の欄に”恋煩い”と書かれても、致し方ない、恥さえも捨てて病院にいくだろう。

 

中高生の頃はこんなことはなかった。

恋に恋していること自体が大好きで、その時間さえ愛おしくて、”ザ・青春”を体全体で感じていたのだ。

彼を一目見るために、校舎を走り回ることだってできた。

彼と話すためなら、早起きをすることだっていとわなかった。

 

もうそんな体力も気力もない。

だのに、心だけはいっちょまえに恋煩いをするのだ。

でも恋をしていないと死んでしまう気がして、やめられない。

マグロが泳ぐのをやめたら死ぬように、私は恋をしていないと死ぬらしい。

だったらいっそ、捕獲されて鮮魚のまま高級な寿司屋のガラスケースに並ぼう。

 

若干23歳でこんなこと言っていたら、婚期を逃しその上恋すらも面倒になり、老後は数少ない友人の死を見届けながら孤独に死んでいくことになる。

 

「恋するには遅すぎると言われる私でも、遠いあの日に迷い込みたい気分になるのよ」

と竹内まりやが歌っているが、恋するには遅すぎる年齢とは何歳なのだろうか。

この歌詞に共感してしまうということは、もはや私は恋するには遅すぎる年齢なのかもしれない。

 

恋に疲れてしまう日が来るなんて夢にも思わなかった17の夏。

ありふれた恋愛ソングに胸打たれ、黄昏の空を潤んだ瞳で眺めていたあの日。

彼の一言、全ての動作に胸ときめかせ恋に躍起になっていた春の風。

 

私の分まで、恋に恋して夢を見て。

全力で駆け抜けろ、青春を生きる全ての乙女たち!

女の子も大変

イケメン一人で、空気が変わるというのは本当らしい。

私はこの目でこの肌で痛感した経験がある。

 

高校生のある日

私たちのクラスは女子が大半を占め、ワイ談や下品としか言いようがない言葉が飛び交っていた。色で例えるなら塒を巻いた深緑と言ったところだろう。

 

数少ない男子は、もはや男子ということさえ忘れられ彼女たちの陰でかすかに息をしていた。

着替えも同じ部屋で行なっていたし、クラス内カップルどころか3年間噂一つも立たなかった。

 

そんな私たちにも意識する男性が存在した。

隣のクラスに、とびきりのイケメンがいたのだ。

「朝M君とすれ違っちゃった、もしかしたら目があったかもしれない、私のことを見て微笑んでいたのかもしれない、どうしよう!!」

「もしM君が彼氏になったらどうする?ずっと彼を見てられるんだよ、幸せだよね。まだ名前さえ覚えられてないけれどさ。」

そのM君が体育のために着替えているなどという情報を手に入れれば、友人と共にさりげなく見に行ったりしていた。

 

そんな彼が一度だけ、私たちのクラスに訪れたことがあった。

「あの、Y君いますか?」

後ろのドアに現れた爽やかな彼に、クラスの女子は一斉に停止し

瞬時に色めき立った。

 

「あら、Y君なら前にいますよ。どうぞ。(ウフフ」

塒を巻いた深緑の沼に生息していた彼女たちが、一瞬にしてピンク色のフェロモンを出し

あたかも前からここはお花が咲き乱れる地上の楽園ですといった雰囲気を醸し出し

彼を迎え入れたのだ。

 

彼女らの動きは、いつもよりもゆっくりになり指先にまで女を演出していた。

 

あの瞬間の女たちを忘れない。

一瞬にしてここまで空気を変えられるとは、イケメンの力は侮れない。

また、女の本性を垣間見た気がした。

 

彼が去った後、もちろん私たちは彼の話題で持ちきりになり

「いやあ、まさか彼が来るとはね、それにしても国宝級の笑顔だったね、抱かれたいね、一度でいいからさ。いや、抱かれたいまで要求しないからさ、名前くらい呼んでほしいよね。それだけで十分生きていけるからさ。はあ、イケメンは正義だ。」

 

あのピンクの何かはどこにいったのだろうかというくらいに、素早く彼女たちは塒を巻いた深緑の沼の住民に逆戻りしていた。

 

女は瞬時に女を演出できる。

それは彼女たちの意思とは関係なしに、男の気配を感じると嫌でも女であろうとするのだ。

 

清楚系が男子にモテるというのは周知の事実だが、男子諸君はきちんと見極めなければならない。女はいつでも女を演出できるのだ。

清楚系で純粋そうに見えた彼女が付き合ってみたら、あら大変、超ビッチな過去を持っていたなんてこともざらである。

 

男性諸君が思っているような理想な女性というのは本当に稀だ。

なので、変な理想を持たないでほしい。

その理想とのギャップに苦しむのは男性だけではない。

女性だって、男性の理想に合うように生きているが、あまりにも女子への理想がしっかりしていると疲れてしまう。

 

女の子はフローラルな香りがするだとか、毛が生えないだとかそんなのは全部嘘である。

嘘であることを知った上で女性を見てほしい。

そうすれば女性も変に気を使わず、男性も変に失望せず済む。

髪の毛にも化粧にも気を使ってネイルまでキラキラにしても、指の毛を見て幻滅されたなど言われたらたまったもんじゃない。

 

そう言いながら今日も私は指の毛を処理するのだ。

女も大変な生き物である。

好きなタイプはどんな男性?

最近のマイブームは「好きな男性のタイプってどういう人?」と聞かれたらどう返そうかという妄想である。

 

こんな質問投げかけてくれる男性はほとんどいないが、もし不意に聞かれた時に上手に返せるように考えておこうというわけだ。

こんなくだらない妄想で1日の大半を過ごしているのは、ここでは目を瞑ってもらう。

 

「好きなタイプ」というのは実に厄介で、彼氏ができればその彼に寄せられて作られる。

彼氏がいなければ「面白い人」などと当たり障りのない漠然とした答えしか思い浮かばず、沢山あげれば「こいつは理想が高い」と勝手にレッテルを貼られて難しい。

 

死ぬまであと何日残っているか分からない、この大切な1日を使って私は沢山その質問の答えを考えた。

「ん~、やっぱり優しい人かな」無難すぎる。

「ん~、誰に対しても平等に接する人かな。」ちょっと違う。

「ん~、直感で決めるからその時々によって変わるのよね。」ん~面倒臭そう。

 

家で考えていても埒が明かないので、気分転換に図書館に出かけ

帰りがけに「あ~隣を歩いてくれる男性がいいな」と思わず膝を打つような答えが出た。

 

「俺についてこい」系の男性は少し苦手。

一昔前は流行ったのかもしれないけれど、その強引さに疲れてしまいそう。

こういうタイプはこっちの意向を聞きもせず、デート場所もご飯も住む家も場所もあらかじめ用意しそうである。

私の場合自分の主張もあるために

「なんやい、自分だけで決めちゃうなんて。ちょっとはこっちの考えも聞いてちょうだいよ。」となってしまう。

 

かといって「お先にどうぞ」系の男性は頼り甲斐がなさすぎる。

最近は草食系男子の増加により、「お先にどうぞ」系が多い気がするが

これでは全て女性がリードしなければならず、これも疲れてしまう。

今度のデートをどこに行くか聞いても「君が行きたいところに」

何を食べるか聞いても「君が食べたいもので」

彼女の考えに後からついて行きますというのはなんとも他人任せである。

レディーファーストか何かと勘違いしているのか、優しさなのか、優しいだけでは物足りない。

 

ということで思いついたのが「隣を歩く」系男子である。

彼は彼なりの意見やこだわりがあり、俺についてこいということもできるけれど

彼女の歩幅に合わせて隣を歩いてくれる男性だ。

心に余裕があるからこそ、彼女の歩幅に合わせられる余裕がある。

優しいだけではなく、きちんと自分の意見も持っているため頼り甲斐もある。

 

最高ではないか。

私の理想を全て満たしてくれるタイプだ。

ビバ「隣を歩く」系男子!

 

しかも、タイプを聞かれた際に

「隣を一緒に歩いてくれるような男性かな~」とだけ言えば

理想が高そうでもないし、かといって無難すぎるわけでもない。

「俺にもチャンスがあるかも」と思ってもらえそうである。

 

この質問の答えとして最も適切なのは

男性に「俺にもチャンスがあるかも」と思わせることである。

そうでないと、モテないし聞かれた意味がない。

 

そういう意味でも、この質問の答えとして最高のアンサーが浮かんだのではないかと思う。

割とこの質問は人を表すので、私はほとんどの男性に投げかける。

「好きな女性のタイプってどんな人?」

そして「私にもチャンスがあるかも」とまんまと思うのだった。